インフルエンザとCRP数値の変動について

インフルエンザとCRP数値の変動との関係に説明する前にまずCRP数値とは何かについて説明します。CRP数値とは血液の中に含まれるC反応性たんぱくの含有量を測定する検査の結果のことです。このC反応性たんぱくというものは私たちの体の中で炎症性の刺激や細胞の破壊などが生じると増加するタンパク質成分で、このように反応する物質を急性相反応物質と言います。CRP数値の一般的な正常値の範囲または基準値の範囲としては数値が高まるほど、炎症の度合いが高いことを示すものとなります。大抵、血液の中には、0.3mg/dl以下のCRPが含まれています。血液検査の結果としてCRP数値が基準値より高い場合、細胞組織に炎症が発症している可能性があり医師によって検討されます。ウイルス感染の代表としてインフルエンザがありますが、CRP数値の反応を示すものとしてあげることができます。ウイルス以外にもやけどや骨折などによってもCRP数値は上昇しますが、傷や怪我の回復に伴い数値は落ち着いてきます。CRP数値の測定は元々、肺炎球菌により発生するC反応たんぱくの数値を測定するために行われていた検査方法です。インフルエンザなどの強い炎症は細胞の破壊をもたらし、サイトカインという物質が肝臓を強く刺激するようになります。この作用によりCRPの個数が体内で増加するというメカニズムがもたらされます。それでも普通の風邪をひいた場合でもこの数値は上がるため、CRP数値の検査によるより高い数値が検出された場合インフルエンザなどの強い感染症であることが考えられます。
このようにCRP数値の変動とインフルエンザとの関係性について考えることができましたが、一般的な正常値の範囲を知っておくと自分の体の状態がより理解する上で助けになります。